警察では、昨年実施された国際的なサイバー犯罪インフラのテイクダウン作戦(Op.Avalanche)に関連し、窃取されたとみられるインターネットバンキング利用者情報やインターネットバンキングマルウェアに感染している端末情報等を入手しており、関係する金融機関やインターネットサービスプロバイダ等と協力して利用者への注意喚起を実施しています。
注意喚起の連絡を受けた方は、インターネットバンキングの不正送金などのサイバー犯罪被害にあわないよう、警察庁からの注意喚起などを参考に、マルウェアの感染について確認を行うとともに、インターネットバンキングのパスワード変更を実施するなど、適切なセキュリティ対策を講じてください(警察庁からの注意喚起はこちら)。
なお、インターネットバンキングマルウェアDreambot・Gozi・Ramnitについては、JC3で試験運用しているDreambot・Gozi・Ramnit感染チェックサイトもご活用ください。
昨年、ドイツ警察を中心とした世界の法執行機関が連携し、インターネットバンキングの不正送金事犯の実行者を検挙するとともに、犯罪に利用された攻撃指令サーバ等の犯罪インフラを解体する国際的なテイクダウン作戦(Op.Avalanche)が実施されました。
警察では、ドイツから提供された攻撃指令サーバに関する情報を分析し、窃取されたとみられるインターネットバンキング利用者のID・パスワード等の情報を確認したことから、関係する金融機関等に情報提供し、利用者への注意喚起を実施しています。
また、ドイツからマルウェアに感染しているとみられる端末の情報が提供されたことから、インターネットサービスプロバイダ等を通じ、感染端末の利用者に対してマルウェアの駆除を促す取組を実施しています。